日帰り外科手術
歯ぐきに埋まっている親知らずの抜歯、歯の根っこの先にたまった膿の摘出やインプラントなどの外科手術を日帰りで行っています。
歯ぐきに埋まっている親知らずは根っこの先が、顎の骨の中に入っている神経に触れていたりすることがあります。神経に触れているような親知らずを抜くと、しばらく麻酔をしたようなしびれを起こすことがありますので手術前には十分な検査が必要です。もちろん事前に当院でもレントゲンは撮影しますが、通常のレントゲン写真だけでは立体的な位置関係がはっきりせず、安全か危険か確認できない場合があります。そのため当院では危険性がある親知らずの抜歯の際などには、新潟大学医歯学総合病院歯科口腔外科でCTを撮影してもらい安全を確保しています。
インプラント手術の場合、神経付近にインプラントを埋める必要があったり、骨が吸収していて幅が足りなさそうな場合にはCTを撮影してから行っています。その場合はインプラントを植えた状態の3D立体画像を作成してご覧いただきます。
審美歯科
大きく分けてご自分の歯を白くする方法と、人工の歯を使用して白くする方法があります。
① ご自分の歯を白くする
一般的にホワイトニングと言われる方法です。ご家庭で専用の薬を使用してもらう方法(ホームホワイトニング)と、歯科医院で専用の薬を使用する方法(オフィスホワイトニング)があります。
1) ホームホワイトニング
一人一人の歯型に合わせた、歯にはめるトレー(枠)を製作し、そこにホワイトニング剤を入れて歯にはめます。1~2週間で効果が現れると言われています。
2) オフィスホワイトニング
歯科医院で、ホワイトニング剤を歯に直接塗布し、専用の光を当てて漂白します。
② 人工の歯を使用して白くする
保険材料でも歯の部位によっては白くすることは可能ですが、より天然の歯に近づけたい場合には保険外の材料の適応になります。
1) 硬質レジン(前歯に使用する場合は保険適応)
歯科治療用の合成樹脂。かみ合わせの力に耐えるほどの強度はありません。時間の経過と共に磨耗や変色が出ることがあります。
2)セラミック
高温で加熱し、焼成や融解して作られる非金属無機材料。磨耗や変色の心配がありません。生体親和性が高い。
3)ハイブリッドセラミック
セラミックの欠点である靭性の低さを解消するために、セラミックに数%のレジン粒子を配合した材料。奥歯の治療に適した材料です。
4)ジルコニア
金属に匹敵する強度をもつ酸化ジルコニウムを使用しており、金属を使用しないので金属アレルギーの方にも安心です。また、従来では金属を使用しなければ不可能であったブリッジへの応用も可能になります。
歯にかぶせものをする場合、歯の根しか残っていないケースがあります。その際には人工の土台を作成し、その上に人工の歯をかぶせる方法がとられます。
一般的には金属による土台が使われますが、強い力が歯に加わると歯の根を壊してしまうことがあります。グラスファイバーによる土台は適度なしなやかさがあり、衝撃を吸収することで根を壊しにくい特徴があります。
金属を使用しないので金属アレルギーの方にも使用可能です。
セラミック等の材料と併用すると金属色が透けず、より天然歯に近い仕上がりになります。
ブリッジ | 入れ歯 (保険) |
入れ歯 (磁性アタッチメント) |
インプラント | |
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利点 | 固定式であるため、装着しても違和感があまりない。 | ブリッジでは対応できないような大きな欠損に使用できる 他の歯を削らなくても、製作できる。 歯ぐきがやせた部分も回復できるので、唇の周りの審美性を回復できる。 |
左記の入れ歯の利点は同様 磁石で維持されているので、安定力が強い バネをかけないので、歯に余分な力がかからない バネがないので、一見入れ歯が入っているのがわからない。 自分の歯にも、インプラントの上にも使用できる。 |
顎の骨に直接固定するので、違和感なくかめる 他の歯を削らなくても、製作できる。 |
欠点 | 両隣の歯を削る必要がある。 支えになる歯に負担がかかり、将来的にその歯も失う危険性がある。 ブリッジの橋の部分の下に食べかすがたまりやすい |
バネをかけた歯に負担が大きく、将来的にその歯も失う危険性がある。 欠損の大きさ、歯ぐきの形などによっては安定しにくい場合がある。 |
歯の神経が残っている歯に磁性アタッチメントを使用する場合、歯の神経をとらなければならない。 | インプラントを骨に埋める手術が必要 インプラントが固定されるまで数ヶ月かかり、治療期間が長くなる。 骨の状態によっては、治療が困難になる場合がある。 |
費用 | 保険or保険外 | 保険 | 保険外 | 保険外 |